海外ライフ・コンサルティング・デスク

長年のサラリーマン勤めも子育ても終わったら老後を南の島でのんびり自由に暮らしたいという夢を思い描く人が多いようです。しかし、南の国で暮らすことが「本当に自分の夢」なのでしょうか?まず最初に行動することは、「本当に、心から、自分の夢」かどうかを現地で確認してくることです。現実に外国に住む場合には、自分に都合がよい部分だけを「つまみ食い」するような訳にはいきません。地域社会とコミュニケーションすることが必要ですし、外国を利用するだけでなくて貢献するような責任ある行動が求められます。そこまで確認してなお夢であれば自信をもって実現に向けて進むべきです。

海外は国内で想像していたような理想の国なのかどうかを知るためには実際に体験して確かめるしかありません。また、既に海外を体験された方も仕事で滞在した場合と住民として生活する場合とは勝手が異なるのものです。現実に生活する能力は、ガイドブックやインターネットから頭の中でシミュレーションすることでは得られません。地球クラブでは、まず実際にプチ移住して自分で体験して臨場感を掴むことからスタートすることをお勧めしています。

海外に居住するためには永住ビザの取得が絶対条件だと思い込んでいませんか?実は、ほとんどの日本人リタイアの移住スタイルには、永住ビザやまして永住権は不要です。地球クラブが推奨する移住スタイルは、永住ビザを取得しないで観光ビザの延長で滞在する方法です。最初から永住の覚悟で移住するケースは避けた方が無難です。その後実際に、リタイアメントビザの取得が必要と思った時に取得を検討して充分間に合います。この移住実務の進め方については、一人一人事情が異なりますのでサンタフェクラブの事務局とよくご相談下さい。海外移住に成功する条件はビザの取得ではありません。“生きがい”です。これまで多くの日本人が夢を持って海外移住にチャレンジしながらも、夢破れて帰国する背景にはこの事情があります。海外滞在=ビザ取得ですが、ビザ取得≠移住成功であって移住成功=生きがいであるのは当然なのに誰も指摘する人はいませんでした。

地球クラブは、「移住業者」や「不動産業者」ではありません。近年年金受給者で海外移住を希望する方の増加にともない、海外移住に失敗しないためのソフト面での啓蒙活動を行っているNPO法人です。ネットに多くある「移住業者」のサイトを見たら、永住ビザやリタイアビザを取得したり、移住用の不動産施設を斡旋したりしていますが、それは移住の単なるハード面にしか過ぎません。実は、移住の成功を決めるのは生きがいを創る移住のソフトです。いかに海外行きの旅券を手にしても、ゴールのない、生きがいのない旅ならすぐに飽きて帰国するようになります。地球クラブは、生きがいを創る移住ライフスタイルの戦略ソフトをフリーで提供するNPOです。もちろんハード面の指導も充実しています。

地球クラブのセミナーは、日本本部の横浜事務所とセブのJ.トピアで開いています。横浜本部では移住の基礎知識と経験交流、セブJ.トピアでは実際に「プレ移住」を体験しながらの実地研修となります。お申込は、メールやお電話でどうぞ。

地球クラブの移住相談会無料です。セブJ.トピアでの海外研修はNPO会員を対象としたサービスとなります。海外研修は、NPOへのご入会と会費のご負担のほか、21日以上滞在する場合に必要な観光ビザの更新料、コテージのレンタル料や生活費などの実費が必要です。

地球クラブの「プチ移住」とは移住の学校です。移住を希望する方が、実際に移住する前に移住のプチ体験を通して学べる移住モデルセンターです。もし、南の島の生活にあこがれているなら、休暇を取って実際に滞在してみて下さい。期間は、1週間から3週間までビザなしで滞在できます。南の島で半月暮らしてみて、「これこそ自分の求めていたものだ」と思ったなら、その夢を実現して下さい。「たしかにいいけど、毎日だと飽きるな」と思った人は、本当の夢が他にあるはずです。事前に失敗を回避できてよかったと解釈し、本当の夢を見つけましょう。

ロングステイとは、日本人が世界の方々で、長期滞在して海外生活を楽しむ生活です。海外生活を学ぶというよりも、その地域で様々な異文化体験をすることが目的です。

「プチ移住」もロングステイも、どちらも海外で生活しているので同じように見えますが、移住のポテンシャルを実現する上で効果は全く違います。「プチ移住」は短期間でも海外生活のプリンシプルを身に付けられます。ロングステイは何時までも旅行者気分です。

1年以上の現地体験抜きに、いかなる長期契約もするべからず。

住居はレンタルで住むべし。決して不動産を購入するべからず。

セブシティから半日ほどの距離で、人口が10万人程度の島を探すべし。日本人観光客が来ない、欧米人御用達のリゾートを探すべし。

日本人が安心して暮らせる楽園の島を探すプロジェクトです。移住のための楽園の島探しのポイントは、都市化と観光化で俗化されたセブシティから半日ほどの距離で、人口が10万人ほどの島を探すこと。

移住の楽園の島に日本人センター(J.トピア)を建設するプロジェクトです。日本センターには、NGO本部、旅行者宿泊施設、クラブハウス、日本語学校、会員専用の別荘用地を建設します。 日本センターづくりのポイントは、日本人だけが暮らすのでなく地域と交流できる開かれた施設をつくること。

日本人センター(J.トピア)に、日本語を学びたい市民が誰でも学べる日本語学校をつくるプロジェクトです。この島で生活する人々が、ホテル、市場、レストラン、学校などの施設で、日本語で交流できるまちづくりを目指します。ポイントは、「日本語交流都市宣言」です!

海外移住に失敗する日本人は、社会的経験や知識まして知能が不足している訳ではありません。むしろサラリーマンとして普通以上の地位・経験及び所得がある方が多いのです。そういう日本人がどうして失敗するのかと言えば、①本当の海外体験不足、②成功体験過信、③自立不足からの判断の甘さが挙げられます。

海外で失敗する理由は、日本での成功体験です。成功体験による自己過信によって、海外も国内と同じ成功ルールがそのまま通用するものと錯覚してしまうのです。同時に、国家や会社の信用を前提として考えるのも錯覚です。海外はまさに何でもありのジャングルです。

まず、日本国内で培った常識を捨てること。次に、日本に居ながらネットや人伝てに集めた情報を信用しないこと。さらに、業者情報を比較検討したり物件を現地見学しただけで納得して海外移住を決めないこと。それでは、私たちに成功する方法はあるでしょうか?あります。それは、移住の前に地球クラブでプチ移住を体験することです。

日本人の海外移住は、1866年に海外渡航禁止令(鎖国令)が解かれてから、すでに140年以上の歴史があります。ハワイ王国における砂糖きびプランテーションへの就労に始まって、アメリカ、カナダといった北米への移住、そしてその後1899年にはペルー、1908年にはブラジルへと日本人が渡ります。そして、1924年にアメリカで日本人の入国が禁止されると、大きな流れが北米から南米へと移っていきます。その結果、第二次世界大戦前には約77万人、大戦後には約26万人が移住しています。

過去の移住とは、日本人が貧困から脱出するために、多くは日本政府の呼びかけに応募して家族や地域集団で入植して農地の開拓や海外に新天地を求めた活動でした。

現在主流の移住は、過去とは逆に、豊かになった日本人が経済格差を利用してよりリッチな暮らしを求めて行う移住です。このタイプは、日本人だけが一方的に安全な分譲地を囲い込んで生活し、外部の外国人とは接触しないで日本人と内々だけのお付き合いとなるので、気候風土が異なるほか日本で生活するのと変わりない事になります。既にコミュニティができていて、その中で暮らせば言葉に不自由しません。国民性の違いにとまどうことも少ないでしょう。しかし、同じ町の同じコミュニティに半年、1年といると、たいがいの人は飽きてしまいます。悠々自適の生活なんて、やることがなくなれば南の島にいても楽しくありません。だから結局、日本に戻ってくることになるわけです。実際、帰国するひとがかなり多いといいます。

地球クラブが普及する移住スタイルは、従来のどの移住スタイルとも異なります。それは、「生きがい」を創出する移住です。移住した日本人が、移住した地域のコミュニティと交流しながら、「生きがい」ある生活をする移住スタイルです。これまで、移住に失敗した主な理由は、単調で、退屈な生活にあります。最初のうちは物珍しさで過ごしますが、半年、1年もおればやることがなくなり、水泳や読書ばかりで時間をつぶします。気分転換にホームパーティーを開いても集まる顔ぶれは同じ。狭いコミュニティの中では仕方ありません。地球クラブは、この移住スタイルに革命をおこしました。地球クラブでは、文化の交流、言葉の交流、地域社会への参加などが日々の暮らし方となります。生涯学習や社会貢献などで「生きがい」を創出する全く新しい移住スタイルです。

現在、日本においても外国から多くの人々が移住し、多文化社会が進展してきています。教育分野においても重要な課題になってきている「多文化の共生」。地球クラブでは、海外移住で地域との多文化共生を実行するためにワークショップを行っています。異なる文化を尊敬し、受容しながら、共生にむけて社会参加ができる移住ライフをめざします。

近年、海外に渡航する日本人は年間1,700万人以上にも達し、その渡航先や目的も実にバラエティーに富んでいます。このように身近になった海外ですが、その一方で、残念ながら、事件や事故、自然災害及びテロ等に巻き込まれる日本人の数も増えています。せっかくの貴重な海外体験を、楽しく豊かな想い出にするためには、「自分の安全は自分で守る」との心構えをもって、渡航先に関する十分な情報収集を行い、安全対策を講じることがますます重要となっています。地球クラブの敷地内では、24時間警備の安全管理を行っています。また、地球クラブからサンタフェ町議会に議員を派遣して、町行政に日本人への安全対策を働きかけています。共同体対策として、常日頃よりコミュニティの運営に協力して、町行事への協賛、教会への寄付、子供会へのチャリティなどを行っています。この地域協賛活動はすべての日本人会員を代理して地球クラブが行っています。安全対策には即効的なものはなく常日頃から継続して打っていかなければなりません。海外の安全は何もしないで黙っていたら手に入りません。しかし、個人が負担するには余りに大きな代償になります。地球クラブに入会して組織として共同で海外の安全を手に入れて下さい。